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主に企画の製作日記等を書きたいと思っています。
台本はサイト、またはカテゴリページ上部より規約を確認の上御使用いただけるようにお願いします。


2013年12月23日

ワンダーランドのイレギュラー2

【ワンダーランドのイレギュラー2】総台詞数:185

Voice with "LOVE"  ニコ生声劇披露ユニット「ライム☆フォルテ」様
提出作品(公開許可済み)
ラジオ、声部、サイト等での使用はこの台本に限り必ずご連絡ください。
スカイプ・ニコ生等の声劇練習には自由に使用いただいて構いません。


・登場人物♀2♂2(♀3♂1)
アリス♂ ジョーカーの親友。 

チャシャ♀ 気ままなはずの猫。感情的な部分が多多ある。お姉さん声希望。

女王♀ なんでも遊びに考える少女。人を思うままに動かして楽しんでいる。ロリ声希望。

うさぎ♂(♀) 世界を動かすもの。視野が広く、賢い。



・本編
001 チャシャ「ジョーカーーー!!」

002 チャシャ「伸ばした手は届かない。彼は、消えた」モノローグ


003 アリス「ワンダーランドのイレギュラー」タイトルコー

004 女王「消えた、消えた! 邪魔ものジョーカーは消えてしまったの、あはははは」

SE:バン 机をたたく音

005 アリス「ふざけるな! お前があいつを消したことは分かってるんだ。ジョーカーを返せ!」

006 女王「私が? そんなはずないじゃない。邪魔ものジョーカーを消してしまったのはあの子よ、アリス」

007 アリス「『あの子』・・・・・・?」

008 女王「そう、『あの子』。あら、分からないの? あなたがよく知っている子なのに」

009 チャシャ「そんな遠回しに言わなくても、教えてあげればいいんじゃないかしら?」

SE:カツカツカツ 足音を背景に下記のせりふ

010 チャシャ「この世界の女王は貴女。その女王に使える、この世界の管理者はうさぎ」

011 アリス「もしかして、うさぎが!?」

012 チャシャ「うさぎはこの世界を動かす者よ」

013 女王「もう、何で言っちゃうの!? 私(わたくし)は今アリスと遊んでいるの!」

014 チャシャ「なぜジョーカーを消したのかしら?」

015 女王「チャシャもこの子と同じことを言うのね」

016 チャシャ「ジョーカーは私のお気に入りだったの」

017 女王「そう、だから? チャシャの事情なんて私には関係ないじゃない」

018 チャシャ「っ! そうではあるけれど、ジョーカーはただそこにいただけで女王の邪魔はしてないはずよ」

019 女王「だからといって、邪魔者ジョーカーに手を下したことが間違っているとでも言うの?」

020 チャシャ「そうよ」

021 女王「あなたは何も分かってない。邪魔者ジョーカーはトランプ兵の出来損ないよ。この世界に必要ないものなの」

022 チャシャ「ならどうしてジョーカーが生まれてすぐに消さなかったのかしら?」怒りを押さえるように

023 女王「私の気まぐれ、とも言っていつもなら遊ぶところだけど、特別に教えてあげる。だって退屈になってきたもの。チャシャ、貴女は面白くないわ」

024 チャシャ「面白くなくて結構よ」

025 女王「ジョーカーとチャシャは裏が読めないところが似ているのね。ああ、本当に面倒くさいったらないわ。アリスもいなくなっちゃったし、つまんない」

026 チャシャ「アリスなら二人で話している間に出ていったわ」

027 女王「それぐらい知っているわ。馬鹿にしてるの? 首をはねるわよ。・・・・・・ふふ、でもきっと、アリスはあの子のところね。アリスはチャシャより利口だったみたいね」

028 チャシャ「それはどういう意味かしら?」

029 女王「本当に面倒くさいね、チャシャは。考えてみて、邪魔者ジョーカーはこの世界、ワンダーランドのイレギュラーな存在なのよ? 世界を統べる私に目を付けられなくても、管理するものは仕事を遂行するのみ、でしょ?」


030 アリス「・・・・・・今俺が言ったことが、全て真実なんだな?」

031 うさぎ「うん、そうだね、アリス。君が言った推測は全て正しいよ」

032 アリス「どうしてだ? イレギュラーというのなら、この世界に迷い込んだ俺も同じイレギュラーな存在でじゃないのか? どうしてジョーカーだけを消してしまったんだ!?」

033 うさぎ「それはどうかな、アリス。僕が君に姿をみられるなんて失態をすると本当に思っているのかい?」

034 アリス「え?」

035 うさぎ「アリス、君がこの世界に来ることはこの世界の筋書き通りなんだよ。ただ時間が迫っていたから僕は急いでいた。君が来るまでの間、とても忙しかったんだ。だから彼をほったらかしにしていたんだ」

036 アリス「ジョーカーは何もしていない。 この世界を狂わせないように、ただチャシャ猫と世間話をしながらワンダーランドで生きていたと聞いた」

037 うさぎ「それはチャシャ猫からだね?」

038 アリス「そうだ。うさぎ、お前がそんな非道だったなんて知らなかった。女王様と同じじゃないか!」

SE:ダン 地面を蹴る音的なもの うさぎ、アリスを押さえつける

039 アリス「くっ、うさぎ!?」

040 うさぎ「アリスは勘違いをしているようだね」ここから少し声を低くして

041 アリス「勘違い?」

042 うさぎ「僕はアリスに嫌われるのは嫌だな」

043 アリス「何を言っている?」

044 うさぎ「ジョーカーの罪は何もしなかったことさ。まあ、罪と大仰に言っても、何も出来ない、が正しいんだけどね。この世界の住人はなにかしら役割を持っている。それはもちろん、」

045 アリス「俺を・・・・・・導くためなのか?」

046 うさぎ「そう、アリスを導くために全員が準備しているんだ」

047 アリス「・・・・・・」

048 うさぎ「何も言えない? まあ、それが普通だよ」声を低めから元に戻して

049 アリス「ワンダーランドの仕組みが、存在意義が分からない」

050 うさぎ「分からない? 簡単さ。ここはアリスのために作られた夢の国」

051 アリス「どうして俺のためなんだ?」

052 うさぎ「別に君だけのためじゃないさ。何? 自分が特別とでも?」

053 アリス「そ、そんなことは言ってないだろ」

054 うさぎ「そうかもね。この世界は、アリスに夢を届ける国って言ったら分かるかな。別に君だけじゃなく、いろんな人にこの世界を夢として体験してもらうんだ。そのために存在する世界さ」

055 アリス「そんなこと、俺に説明してもいいのか?」

056 うさぎ「さあ?」

057 アリス「さあって・・・・・・」

058 チャシャ「いいわけないでしょ」

059 アリス「チャシャ猫? 女王様と話していたんじゃないのか?」

060 チャシャ「話が終わったから戻ってきたのよ。それよりも、どうしてアリスにこの世界の意義を教えているのかしら? それはワンダーランドに招待されたものには教えてはいけないはずよ」

061 うさぎ「確かに彼は招待されて来た『アリス』だ。だけども、ただの『アリス』ではないんだよ」

062 アリス「話が分からない。お前たちは何を言ってるんだ?」

063 うさぎ「アリス、君も確かにイレギュラーな存在に成り代っているんだよ」

064 チャシャ「それはジョーカーをうさぎが消したからでしょ」

065 うさぎ「なぜだい?」

066 チャシャ「ジョーカーを消さなければアリスは女王やうさぎを問いつめなかったわ。こんな状況ももちろん起こり得ないし、アリスはワンダーランドから帰るだけよ」

067 うさぎ「本当にそうだろうか?」

068 アリス「・・・・・・どうして俺を見る?」

069 うさぎ「アリスにとって、ジョーカーの存在は?」

070 アリス「・・・・・・親友だ。嘘なく気軽につき合える相手。この世界で出来た友人」

071 うさぎ「そうだね、だからこそいけない」

072 アリス「だから、何がいけないって言うんだ!」

073 うさぎ「お静かに」

074 チャシャ「アリスはジョーカーと友人になっただけよ、あなたは何を考えているの、うさぎ?」

075 アリス「・・・・・・」

076 うさぎ「イレギュラーな存在が、アリスの中で大切な人となった」

077 チャシャ「大切な存在・・・・・・現実を超えてしまったのね」

078 アリス「現実を超す?」

079 うさぎ「アリスにとってジョーカーは、とても大切な存在じゃないかい? 現実にはいない、とてもいい親友となった。違うかい?」

080 アリス「違わない。ジョーカーは確かに良い奴だった。でも、だからなんだ? あいつを消すことが正しいというのか?」

081 うさぎ「? 当たり前じゃないか。僕は後悔したよ。彼を今まで放っておいたことにね」

082 チャシャ「はぁ・・・・・・帰るわ」

083 アリス「!? どうしてだ? まだ話は終わってない」

084 チャシャ「反論の余地がなくなったから。うさぎを責める私は間違っていたと、自覚したから帰るのよ」

085 アリス「ただの一時の友情、それが本当にいけないことなのか?」

086 チャシャ「うさぎに飽きたら、私のところにいらっしゃい」

087 うさぎ「それなら今すぐ行くといい」

088 アリス「もう消えたよ」

089 うさぎ「彼女は利口なはずだからね、ジョーカーが存在したことによる影響は彼女が説明してくれるさ」

090 アリス「・・・・・・ジョーカーは、自分のことを異端者だと、イレギュラーだと知っていた」

091 うさぎ「当たり前じゃないか。彼が一番自分のことを理解していたと思うけど。なにしろ自分だけ役割がないのだから」

SE:ドンドン ドアを叩く音

092 うさぎ「おや、来客とは珍しい」

SE:トコトコトコトコ 歩く足音
SE:キィ ドアを開く音

093 うさぎ「ふんふん、そうかそうか」

SE:パタン ドアを閉める音

094 アリス「今のは、トランプ兵だな」

095 うさぎ「ちょうどいい、いや、ちょうどよくはないが、一緒に彼女のところに行こうじゃないか」

096 アリス「俺も女王様のところへ?」

097 うさぎ「彼女が僕を呼びつけたんだよ。よくあることだ。君は呼ばれてないけれど、彼女が聞きたいことを想像するに、僕の予想が当たっていれば君は重大な事実を手にするだろう」

098 うさぎ「さて、君は行くかい?」

099 アリス「行く」


100 うさぎ「女王様、失礼しますよ」

101 女王「遅いわ! 遅すぎる!」

102 うさぎ「そんないきり立たないでくださいよ」

103 女王「うさぎ、例え貴方だろうと私は首をはねよと兵に命じるわ」

104 うさぎ「では、ちょくらはねられてこようじゃありませんか」

105 アリス「うさぎ!? 止めろ! うさぎを消したらお前たちが言う、世界を動かすものがいなくなるんだぞ!?」

106 うさぎ「おや、僕の身を案じてくれるとは、君は優しいんだね」

107 アリス「うさぎも兵に捕まったまま笑ってないで、女王様に謝ればいいだろ!?」

108 うさぎ「これは女王の・・・・・・と言いたいところだが、彼女が楽しそうだから黙っていよう」

109 アリス「女王様の・・・・・・?」

110 女王「アリス、これは私からのご褒美よ。先ほど、チャシャより物分かりがよくて私は驚いたの」

111 アリス「ご褒美というならうさぎを助けろ!」

112 女王「うさぎが首をはねられれば、アリスにとってのご褒美になるの。よく考えなさい。あと、うさぎ」

113 うさぎ「なんでしょう?」

114 女王「チャシャは邪魔者ジョーカーに心寄せているみたいね」

115 アリス「なっ!?」

116 うさぎ「やはりそのお話ですね。僕の予想は大当たりです。アリスをつれてきた甲斐がありました」

117 女王「アリスだけなら追い出せば済むけれど、チャシャまでもとはいかないのよ?」

118 うさぎ「困りものですね」

119 女王「どうにかしなさい」

120 うさぎ「そうですね、アリスに質問があるのですが」

121 アリス「質問?」

122 うさぎ「彼は誰かに好意を抱いていましたか?」

123 アリス「は?」

124 うさぎ「つまりは、簡単に言うと、好きな人がいたのか、と聞いているのです。親友だと自ら宣言する君なら、何か聞いてないですか?」

125 アリス「・・・・・・ジョーカーはチャシャ猫が好きだった」

126 うさぎ「おや、彼がそういったのですか?」

127 アリス「あいつはそんなことを言う奴じゃない。いつも笑って本心が分からないけど、チャシャ猫を語る口と見る目はいつも優しかった」

128 うさぎ「ふむふむ。それでは判断がつきませんね。どうしますかね」

129 女王「ならチャシャを殺せばいいじゃない」

130 うさぎ「その必要はありません。ここはいっそ大嘘をついて、アリスとジョーカーの恋仲説を唱えてはどうでしょう。異質ですし、無理があるにはありますが、彼女もきっと諦めてくれることを期待するしかありません。ふう、冗談はさておき、自分の本心にまだ気づいていなのであれば、事は簡単です。今彼女は、ジョーカーをこの世界に戻すことしか考えていない。なら教えて上げればいいのです。なにしろ彼女は、この世界の仕組みを忘れているようですから」

131 女王「んー、なら、アリスに頼めばいいじゃない。うふふ、私って天才ね!」

132 うさぎ「おお、その手がありましたか。なら全て解決ですね」

133 女王「アリス、命令よ。うさぎの首は私がちゃんとはねておくから心配しないで。チャシャのところにいって、うさぎの死を伝えてきてちょうだい」

134 アリス「そんな!」

135 女王「早く行ってよ。私の遊びにもちゃんと付き合ってもらわなくちゃ、貴方を今すぐ追い出すわよ」

136 うさぎ「僕のことは気にしなくていいさ。それより、急がないとこの世界から追い出されちゃうよ?」

137 アリス「・・・・・・すまない、うさぎさん!」

SE:ダダダダダ 走っていく音

138 うさぎ「おや、少しショックだな」

139 女王「うさぎより、アリスは邪魔者ジョーカーを選んだのね。あら愉快」


140 アリス「チャシャ猫? どこにいる?」

141 チャシャ「呼んだかしら?」

142 アリス「ああ、呼んだ」

143 チャシャ「もう、うさぎには飽きたの?」

144 アリス「女王様から伝言を頼まれた・・・・・・」

145 チャシャ「伝言?」

146 アリス「うさぎの首をはねる、と・・・・・・」

147 チャシャ「・・・・・・」

148 アリス「チャシャ猫?」

149 チャシャ「うふふふふふ、あーおかしい。私ったらどうかしてたのね」

150 アリス「どういうことだ? なぜ笑っている?」

151 チャシャ「すっかり忘れていたのよ。この世界で生まれたものは決して消えないと」

152 アリス「消えない?」

153 チャシャ「女王様の気にふれて首をはねられたトランプ兵が何人いると思う? 普通ならトランプ兵なんてお城から一人もいなくなるくらいの人数が毎日死んでるわ」

154 アリス「それでも数が減らないのは、みんな生き返るから、というのか?」

155 チャシャ「正解」

156 アリス「なら、ジョーカーも・・・・・・」

157 チャシャ「そこまで重要人物ではないから時間はかかるけど、必ず」

158 アリス「ならうさぎも」

159 チャシャ「うさぎは女王の次に世界にとって大切な存在。すぐ生き返るわ」

160 アリス「よかった・・・・・・」

161 チャシャ「どうしてかしら・・・・・・」

162 アリス「?」

163 チャシャ「こんな当たり前のことを忘れていたなんて」

164 アリス「それは・・・・・・」

165 チャシャ「? アリスは分かるというの?」

166 アリス「いや、俺には分からない」

167 チャシャ「当たり前でしょ。私のことを貴女が分かってったまるものですか」

168 アリス「・・・・・・なあ、どうして俺を呼んだんだ?」

169 チャシャ「ジョーカーが変えてしまった世界を教えるためよ。冷静に考えたら、全てがおかしくなっていたことにやっと気づいたわ」

170 アリス「おかしくなっていた?」

171 チャシャ「元々、この世界ワンダーランドはアリスが楽しむための夢の国」

172 アリス「うさぎに聞いた」

173 チャシャ「アリスが思いを寄せるというよりも親しみを感じる存在なんてないはずなの。忙しく動くうさぎにわがままな女王様。いつも笑って掴みどころがないチャシャ猫に不思議な住人たち」

174 チャシャ「だけど私はジョーカーのことで笑顔が消えた。イレギュラーな存在があったことで、ワンダーランドの住人達は貴女にとって親しみやすくなってしまったのよ」

175 アリス「それが本当かは俺には分からないけど、それなら、ジョーカーが再び存在したときワンダーランドはどうするんだ?」

176 チャシャ「どうもならない、どうもしないわ。うさぎがイレギュラーな存在を消して、新しく生まれた存在に役割を与えるだけよ。もちろん、記憶は引き継いで」

177 アリス「また、ジョーカーに会えるのか」

178 チャシャ「でも、アリスはすぐに夢から冷めなくてはいけないわ」

179 アリス「それでも、ジョーカーにお礼は言っておきたい。チャシャも、っ!?」

SE:ドサ 倒れる音

180 チャシャ「うさぎ、何を?」

181 うさぎ「アリスの役目は終わったから迎えに来ただけさ。それに、君に余計なことを言おうとしていたからね。まあ、気にすることはないさ」


182 女王「邪魔者ジョーカーの役割は何にしようかなあ。・・・・・・うーん、新しい帽子が欲しかったところだし、帽子屋さんなんてどうかしら?」

183 女王「それに、ふふ、いつもつまらないこの世界が、ジョーカーのおかげで少し楽しかったわ」

184 女王「? あら、なぁに? うさぎと私だけの秘密。教えて欲しいの? トランプ兵であるお前になんて普通は教えないけど、私は優しいから教えてあげるのよ」

185 女王「生まれ変わるものの記憶は私とうさぎの思いのままなのよ。だからもしアリスが言うとおり、ジョーカーがチャシャに思いを寄せるなら、その記憶をいじるなんてお手のもの。チャシャも近々殺してジョーカーに関する記憶をけそうかしら? あははは、とても素敵な世界。ワンダーランドはね、私にとっても夢の国なの」

タグ:台本 声劇
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posted by sora at 09:49 | Comment(0) | 台本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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