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主に企画の製作日記等を書きたいと思っています。
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2013年12月07日

ワンダーランドのイレギュラー

【ワンダーランドのイレギュラー】総台詞数:185


・登場人物♀3♂1(♀4)
アリス♀ ジョーカーに想いを寄せる純粋な少女。少女声希望。 

チャシャ♀ 気ままなはずの猫。感情的な部分が多多ある。お姉さん声希望。

女王♀ なんでも遊びに考える少女。人を思うままに動かして楽しんでいる。ロリ声希望。

うさぎ♂(♀) 世界を動かすもの。視野が広く、賢い。



・本編
001 チャシャ「ジョーカーーー!!」

002 チャシャ「伸ばした手は届かない。彼は、消えた」モノローグ

003 アリス「ワンダーランドのイレギュラー」タイトルコール

004 女王「消えた、消えた! 邪魔ものジョーカーは消えてしまったの、あはははは」

SE:バン 机をたたく音

005 アリス「ふざけないで! あなたが彼を消したことは分かってるの。ジョーカーを返してよ!」

006 女王「私が? そんなはずないじゃない。邪魔ものジョーカーを消してしまったのはあの子よ、アリス」

007 アリス「『あの子』・・・・・・?」

008 女王「そう、『あの子』。あら、分からないの? あなたがよく知っている子なのに」

009 チャシャ「そんな言い回しをしなくても、教えてあげればいいんじゃないかしら?」

SE:カツカツカツ 足音を背景に下記のせりふ

010 チャシャ「この世界の女王は貴女。その女王に使える、この世界の管理者はうさぎ」

011 アリス「もしかして、うさぎさんが!?」

012 チャシャ「うさぎはこの世界を動かす者よ」

013 女王「何で言っちゃうの!? 私(わたくし)は今アリスと遊んでいるの!」

014 チャシャ「なぜジョーカーを消したのかしら?」

015 女王「チャシャもこの子と同じことを言うのね」

016 チャシャ「ジョーカーは私のお気に入りだったの」

017 女王「そう、だから? チャシャの事情なんて私には関係ないじゃない」

018 チャシャ「っ! そうではあるけれど、ジョーカーはただそこにいただけで女王の邪魔はしてないはずよ」

019 女王「だからといって、邪魔者ジョーカーに手を下したことが間違っているとでも言うの?」

020 チャシャ「そうよ」

021 女王「あなたは何も分かってない。邪魔者ジョーカーはトランプ兵の出来損ないよ。この世界に必要ないものなの」

022 チャシャ「ならどうしてジョーカーが生まれてすぐに消さなかったのかしら?」怒りを押さえるように

023 女王「私の気まぐれ、とも言っていつもなら遊ぶところだけど、特別に教えてあげる。だって退屈になってきたもの。チャシャ、貴女は面白くないわ」

024 チャシャ「面白くなくて結構よ」

025 女王「ジョーカーとチャシャは裏が読めないところが似ているのね。ああ、本当に面倒くさいったらないわ。アリスもいなくなっちゃったし、つまんない」

026 チャシャ「アリスなら二人で話している間に出ていったわ」

027 女王「それぐらい知っているわ。馬鹿にしてるの? 首をはねるわよ。・・・・・・ふふ、でもきっと、アリスはあの子のところね。アリスはチャシャより利口だったみたいね」

028 チャシャ「それはどういう意味かしら?」

029 女王「本当に面倒くさいのね、チャシャは。考えてみて、邪魔者ジョーカーはこの世界、ワンダーランドのイレギュラーな存在なのよ? 世界を統べる私に目を付けられなくても、管理するものは仕事を遂行するのみ、でしょ?」




030 アリス「・・・・・・今私が言ったことが、全て真実なのね?」

031 うさぎ「うん、そうだね、アリス。君が言った推測は全て正しいよ」

032 アリス「どうして? イレギュラーというのなら、この世界に迷い込んだ私も同じイレギュラーな存在でしょ? どうしてジョーカーだけを消してしまったの!?」

033 うさぎ「それはどうかな、アリス。僕が君に姿をみられるなんて失態をすると本当に思っているのかい?」

034 アリス「え?」

035 うさぎ「アリス、君がこの世界に来ることはこの世界の筋書き通りなんだよ。ただ時間が迫っていたから僕は急いでいた。君が来るまでの間、とても忙しかったんだ。だから彼をほったらかしにしていたんだ」

036 アリス「ジョーカーは何もしていないでしょ? この世界を狂わせないように、ただチャシャ猫と世間話をしながらワンダーランドで生きていたと聞いたわ」

037 うさぎ「それはチャシャ猫からだね?」

038 アリス「そうよ。うさぎさん、貴方がそんな非道だったなんて知らなかった。女王様と同じじゃない!」

SE:ダン 地面を蹴る音的なもの うさぎ、アリスを押さえつける

039 アリス「くっ、うさぎさん!?」

040 うさぎ「アリスは勘違いをしているようだね」ここから少し声を低くして

041 アリス「勘違い?」

042 うさぎ「僕はアリスに嫌われるのは嫌だな」

043 アリス「何を言っているの?」

044 うさぎ「彼の罪は何もしなかったことさ。まあ、罪と大仰に言っても、何も出来ない、が正いんだけどね。この世界の住人はなにかしら役割を持っている。それはもちろん、」

045 アリス「私を導くためね?」

046 うさぎ「そう、アリスを導くためにみんなが準備しているんだ」

047 アリス「・・・・・・」

048 うさぎ「何も言えない? まあ、それが普通だよ」声を低めから元に戻して

049 アリス「ワンダーランドの仕組みが、存在意義が分からないわ」少しショックを受けた感を残してボソッと

050 うさぎ「分からない? 簡単さ。ここはアリスのために作られた夢の国」

051 アリス「どうして私のためなの?」

052 うさぎ「別に君だけのためじゃないさ。何? 自分が特別とでも?」

053 アリス「そ、そんなことは言ってないでしょ」

054 うさぎ「そうかもね。この世界はアリスに夢を届ける国って言ったら分かるかな。別に君だけじゃなく、いろんな人にこの世界を夢として体験してもらうんだ。そのために存在する世界さ」

055 アリス「そんなこと、私に言ってもいいの?」

056 うさぎ「さあ?」

057 アリス「さあって・・・・・・」

058 チャシャ「いいわけないでしょ」

059 アリス「チャシャ猫さん? 女王様と話していたんじゃないんですか?」

060 チャシャ「話が終わったから戻ってきたのよ。それよりも、どうしてアリスにこの世界の意義を教えているのかしら? それはワンダーランドに招待されたものには教えてはいけないはずよ」

061 うさぎ「確かに彼女は招待されて来た『アリス』だ。だけども、ただの『アリス』ではないんだよ」

062 アリス「話が分からないわ。貴方たちは何を言ってるの?」

063 うさぎ「アリス、君も確かにイレギュラーな存在に成り代わってわいるんだよ」

064 チャシャ「それはジョーカーをうさぎが消したからでしょ」

065 うさぎ「なぜだい?」

066 チャシャ「ジョーカーを消さなければアリスは女王やうさぎを問いつめなかったわ。こんな状況ももちろん起こり得ないし、アリスはワンダーランドから帰るだけよ」

067 うさぎ「本当にそうだろうか?」

068 アリス「・・・・・・どうして私を見るの?」

069 うさぎ「こんなところで言ってはなんだが、君はジョーカーに心を寄せていたのではないだろうか?」

070 アリス「なっーー」

071 うさぎ「お静かに」

072 チャシャ「まさか、あり得ないーー」

073 うさぎ「とは言い切れないだろ?」

074 チャシャ「それはそうだけど・・・・・・本当なの、アリス?」

075 アリス「・・・・・・」

076 うさぎ「おや、黙り(だんまり)かい?」

077 チャシャ「肯定、ととっていいのかしら?」

078 アリス「・・・・・・そうよ、私はジョーカーに恋をした。いけないこと?」

079 うさぎ「ああ、いけないことだ」

080 チャシャ「うさぎの判断は正しかったのかしら?」

081 うさぎ「? 当たり前じゃないか。僕は後悔したよ。彼を放っておいたことにね」

082 チャシャ「帰るわ」

083 アリス「!? どうして?」

084 チャシャ「反論の余地がなくなったから。うさぎを責める私は間違っていたと、自覚してから帰るのよ」

085 アリス「恋したことがいけないのというの?」

086 チャシャ「うさぎに飽きたら、私のところにいらっしゃい」

087 うさぎ「それなら今すぐ行くといい」

088 アリス「もう消えてしまったわ」

089 うさぎ「彼女は利口なはずだからね、ジョーカーが存在したことによる影響は彼女が説明してくれるさ」

090 アリス「・・・・・・ジョーカーは、自分のことを異端者だと、イレギュラーだと知っていたわ」

091 うさぎ「当たり前じゃないか。彼が一番自分のことを理解していたと思うけど。なにしろ自分だけ役割がないのだから」

SE:ドンドン ドアを叩く音

092 うさぎ「来客とは珍しい」

SE:トコトコトコトコ 歩く足音
SE:キィ ドアを開く音

093 うさぎ「ふんふん、そうかそうか」

SE:パタン ドアを閉める音

094 アリス「今のは、トランプ兵ね」

095 うさぎ「ちょうどいい、いや、ちょうどよくはないが、一緒に彼女のところに行こうじゃないか」

096 アリス「私も女王のところへ?」

097 うさぎ「彼女が僕を呼びつけたんだよ。よくあることだ。君は呼ばれてないけれど、彼女が聞きたいことを想像するに、僕の予想が当たっていれば君は重大な事実を手にするだろう」

098 うさぎ「さて、君は行くかい?」

099 アリス「行くわ」




100 うさぎ「女王様、失礼しますよ」

101 女王「遅いわ! 遅すぎる!」

102 うさぎ「そんないきり立たないでくださいよ」

103 女王「うさぎ、例え貴方だろうと私の首をはねよと兵に命じるわ」

104 うさぎ「では、ちょくらはねられてこようじゃありませんか」

105 アリス「うさぎさん!? 女王様、止めて! うさぎさんを消したら貴方たちが言う世界を動かすものがいなくなるわよ!?」

106 うさぎ「おや、僕の身を案じてくれるとは、君は優しいんだね」

107 アリス「うさぎさんも、兵に捕まったまま笑ってないで女王様に謝ればいいでしょ!?」

108 うさぎ「これは女王の・・・・・・と言いたいところだが、彼女が楽しそうだから黙っていよう」

109 アリス「女王様の・・・・・・?」

110 女王「アリス、これは私からのご褒美よ。先ほど、チャシャより物分かりがよくて私は驚いたの」

111 アリス「ご褒美というのならうさぎさんを助けて!」

112 女王「うさぎが首をはねられれば、アリスにとってのご褒美になるの。よく考えなさい。あと、うさぎ」

113 うさぎ「なんでしょう?」

114 女王「チャシャも邪魔者ジョーカーに心寄せているみたいね」

115 アリス「え!?」

116 うさぎ「やはりそのお話ですね。僕の予想は大当たりです。アリスをつれてきた甲斐がありました」

117 女王「アリスだけなら追い出せば済むけれど、チャシャまでもとはいかないのよ?」

118 うさぎ「困りものですね」

119 女王「どうにかしなさい」

120 うさぎ「そうですね、アリスに質問があるのですが」

121 アリス「質問?」

122 うさぎ「彼は、君に好意を寄せていたのでしょうか?」

123 アリス「は?」

124 うさぎ「つまりは、君と彼は両思いだったのか、ということです」

125 アリス「・・・・・・いいえ、ジョーカーはチャシャ猫さんが好きでした」

126 うさぎ「おや、彼がそういったのですか?」

127 アリス「ジョーカーはそんなことを言う人ではありません。いつも笑って本心が分からない人でした。でも、チャシャ猫さんを語る口と見る目は優しかったわ」

128 うさぎ「ふむふむ。それでは判断がつきませんね。君の嫉妬による見方かもしれませんし」

129 女王「ならチャシャを殺せばいいじゃないの」

130 うさぎ「いえ、ジョーカーとアリスが両重いなら、彼女も諦めるでしょう。なにしろ彼女はこの世界の仕組みを忘れているようですから」

131 女王「アリスに頼めばいいじゃない。うふふ、私って天才ね!」

132 うさぎ「おお、その手がありましたか。なら全て解決ですね」

133 女王「アリス、命令よ。うさぎの首は私がちゃんとはねておくから心配しないで。チャシャのところにいって、うさぎの死を伝えてきてちょうだい」

134 アリス「そんな!」

135 女王「早く行ってよ。私の遊びにもちゃんと付き合ってもらわなくちゃ、貴女を今すぐ追い出すわよ」

136 うさぎ「僕のことは気にしなくていいさ。それより、急がないとこの世界から追い出されちゃうよ?」

137 アリス「ごめんなさい、うさぎさん!」

SE:ダダダダダ 走っていく音

138 うさぎ「おや、少しショックだな」

139 女王「うさぎより、アリスは邪魔者ジョーカーを選んだのね。あら愉快」




140 アリス「チャシャ猫さん? どこにいるの?」

141 チャシャ「呼んだかしら?」

142 アリス「ええ、呼んだわ」

143 チャシャ「もう、うさぎには飽きたの?」

144 アリス「女王様から伝言を頼まれて・・・・・・」

145 チャシャ「伝言?」

146 アリス「うさぎさんの首をはねる、と・・・・・・」

147 チャシャ「・・・・・・」

148 アリス「チャシャ猫さん?」

149 チャシャ「うふふふふふ、あーおかしい。私ったらどうかしてたのね」

150 アリス「どういうこと? なぜ笑っているの?」

151 チャシャ「すっかり忘れていたのよ。この世界で生まれたものは決して消えないと」

152 アリス「消えない?」

153 チャシャ「女王様の気にふれて首をはねられたトランプ兵が何人いると思う? 普通ならトランプ兵なんてお城から一人もいなくなるくらいの人数が毎日死んでるわ」

154 アリス「それでも数が減らないのは、みんな生き返るから、どというの?」

155 チャシャ「正解」

156 アリス「なら、ジョーカーも・・・・・・」

157 チャシャ「そこまで重要人物ではないから時間はかかるけど、必ず」

158 アリス「ならうさぎさんも」

159 チャシャ「うさぎは女王の次に世界にとって大切な存在。すぐ生き返るわ」

160 アリス「よかった・・・・・・」

161 チャシャ「どうしてかしら・・・・・・」

162 アリス「?」

163 チャシャ「こんな当たり前のことを忘れていたなんて」

164 アリス「それは・・・・・・」

165 チャシャ「? アリスは分かるというの?」

166 アリス「……ごめんなさい。私には分からないわ」

167 チャシャ「当たり前でしょ。私のことを貴女が分かってったまるものですか」

168 アリス「・・・・・・あの、どうして私を呼んだの?」

169 チャシャ「ジョーカーが変えてしまった世界を教えるためよ。冷静に考えたら、全てがおかしくなっていたことにやっと気づいたわ」

170 アリス「おかしくなっていたこと?」

171 チャシャ「元々、この世界ワンダーランドはアリスが楽しむための夢の国」

172 アリス「うさぎさんに聞いたわ」

173 チャシャ「アリスが思いを寄せるというよりも親しみを感じる存在なんてないはずなの。忙しく動くうさぎにわがままな女王様。掴みどころがないチャシャ猫に不思議な住人たち」

174 チャシャ「だけど私はジョーカーのことで笑顔が消えた。イレギュラーな存在があったことで、ワンダーランドの住人達は貴女にとって親しみやすくなってしまったのよ」

175 アリス「それが本当かは私には分からないけど、それなら、ジョーカーが再び存在したときワンダーランドはどうなるの?」

176 チャシャ「どうもならないわ。うさぎがイレギュラーな存在を消して、新しく生まれた存在に役割を与えるだけよ。もちろん、記憶は引き継ぐわ」

177 アリス「また、ジョーカーに会えるのね」

178 チャシャ「っ・・・・・・、でもっ、アリスはすぐに夢から冷めなくてはいけないわ」

179 アリス「それでも、ジョーカーに想いを伝えたい。チャシャも、っ!?」

SE:ドサ 倒れる音

180 チャシャ「うさぎ、何を!?」

181 うさぎ「アリスの役目は終わったから迎えに来ただけさ。それに、君に余計なことを言おうとしていたからね」




182 女王「邪魔者ジョーカーの役割は何にしようかなあ。・・・・・・うーん、新しい帽子が欲しかったところだし、帽子屋さんなんてどうかしら?」

183 女王「それに、ふふ、アリスに想いを寄せるジョーカーを見ればチャシャも諦めるだろうし、これで問題は全て解決ね。ああ、本当に疲れたわ」

184 女王「あら、うさぎと私だけの秘密。教えて欲しいの? トランプ兵であるお前になんて普通は教えないけど、私は優しいから教えてあげるのよ」

185 女王「生まれ変わるものの記憶は私とうさぎさんの思いのままなの。だからジョーカーにアリスに対する恋心を植え付けるなんてお手のもの。チャシャも近々殺してジョーカーに関する記憶をけそうかしら? あははは、とても素敵な世界。ワンダーランドはね、私にとってま夢の国であるのよ、あははははは」




タグ:台本 声劇
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posted by sora at 04:26 | Comment(0) | 台本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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